2009年03月10日

141号-2009.2.25 part1

昨年は特別に9月〜11月にかけて社員募集を行い、合計5回の入社募集を実施した。
内定取り消しや募集停止の企業が多い中では、かなり優秀な人材の確保が出来ると踏んでいた経緯があったし、過去当社で実施したR社の人材募集の反響に定評があった点からも期待していた。応募者はサブプライム問題の影響やリストラの関係からか68名の応募者があった。「大手企業の退職者や倒産した上場会社」の元社員もいた。
特に20代後半から30代前半の人たちが過半数を占めて下り、最高学歴は国立O大学大学院の博士課程満期退学者で他にも院卒が2人いた。
共に「オーバードクター」で大学に残りたかったが、希望するポジションがなかったとか、ある大手企業の内定取り消しにあったから、全然別の業種に応募してきたという話であった。
とりあえず「当面の食い扶持を確保し、景気が好転したら希望の会社や業種に転職しよう」という考えだろうが、面接応答マニュアル通りの、模範的解答や自己表明言辞が徹底しており、受験態度からも「人は見た目が99%」の哲理を実践していた。

応募者が多かったのは、サブプライム問題の時期的なタイミングが重なったことと、R社を初め転職業界はビジネスチャンスの好機とばかり、わが社のような中小企業に狙いをつけたからだ。大手がダメなら中小へ、それも無いならベンチャーへ、雇用の受け皿探しは、緊縮財政下、官民で躍起だ。転職業界は「雇用の流動化」の尖兵だったし、就職氷河期の再来では正に社運をかける事態になった。

消費者である被雇用者が、ひとつの企業に長期間就職していてはビジネスにならない。そこで手を変え、品を変え、需要の掘り起こしに経営資源をつぎ込む。ある大手転職会社が、アルバイトの新しいジャンルとしてフリー・アルバイターを「フリーター」として名づけ、「企業から束縛されない自由な生き方」を賛美し、「自分探し」を広めた。その結果が350万人といわれるフリーターが存在し、格差問題や貧困問題として違う側面からも社会問題化している。一世を風靡した人材市場価値論も彼等が仕掛け人だ。
「貴方の年収は貴方の能力に見合っていますか」のキャッチフレーズがお馴染みだ。

市場原理主義、消費者資本主義という風潮の中で、企業の成果主義と結びつき、転職市場は大いに潤ったはずだ。転職と転社を混同し、転職とキャリアアップがイコールだと誤解している人が多いし、その結果も一部の成功者の陰に隠れて後悔している人間は多い。仕事をコロコロ変える人は、米国さえ「ジョブホッパー:転職バッタ」と呼ばれ、集中力や忍耐力がない「要注意人物」として企業から警戒されていることをマスコミ・メディアは決して書かない。

若者のフリーターなんてここ最近の話で、従来の日本的雇用感覚からはありえなかった。
「落ちこぼれ」「プータロー」だとして、その人間性や躾を疑われたものだし、その親も「不肖の子供をだした家庭」として世間に顔向けできなかった。

勿論そこに歪曲された個人主義や硬直的な労使関係があったことは否めないが、最近の労働法制や運用を見ていると違和感がある。
つまり、「労働者は弱者」という古典的な理念があり、その救済も一私企業の責任だからだ。

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posted by 株式会社アーバン企画開発 at 14:28| Comment(1) | TrackBack(0) | 2009年 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。(*^_^*)
今日は家で仕事しています。
娘を寝かせながら見させていただいています。
またゆっくり寄らせていただきます。
ブログ応援してます(^_^)/
それでは。失礼します。
Posted by ★KEEP BLUE★ at 2009年03月12日 08:31
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